タグ: 悪役

たたりじゃ、たたりじゃ

村の長老が言う「たたりじゃ、たたりじゃ」

もし、どうしたんじゃ、そこな童は。
眼も爪も真っ赤に染まって、獣のにおいがまとわりついておる。
よもや、おぬし、禁を破って山の祠に入ったのか。
この痴れ者が!
いかん。いかんぞ。村の衆、塩と湯を持ってまいれ。ありったけじゃ!
この童はわしの家へ。若い衆は近づくでないぞ。穢れが移る。
たたりじゃ。たたりじゃ。大神様がお怒りじゃ。
森が騒いでおる。皆、覚悟せい。今宵は眠れぬぞ。

悪役が悪神の降臨に際して言う「たたりじゃ、たたりじゃ」

さようでございます。勇者様。
この封印を壊せば伝説の宝剣があなた様のもの。
恐るるには足りません。勇者たるあなた様にこそ宝剣を得る資格がある。
さあ。さあ。いざ!
おお、おお、封印が解かれてゆく。
おお、おお。はは、ふはははは!
騙されたな勇者よ! きゃはははは!
たたりじゃ。たたりじゃ。たたり神様のご降臨じゃ!
世界がたたりに満ちていく。ことほぎたまえ、たたりの渦に世界は堕つ!

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審判の時が来た

眷属が魔王の死に際して発する「審判の時が来た」

魔王様、魔王様。
人間どもめ、よくも我が天上の王を殺めてくれたな。
ああ……ああ……(嘆き・嗚咽)
ふふ、ぐふふふふ、ふはははは!
よもや我が王が、ただで死ぬとは思うまい!
アウイ・アウイラ・オブリ・グロ。
曇天は朱に染まり、星々は集いて切磋す。
矮星の無念よ、我が手に集え。憎め。怨め。嫉みの声を響かせたまえ。
魔の王の亡骸を贄にして、来ませり、来ませり、杯は満ちたり。
見よ! 審判の時が来た!

(読み仮名つき)

魔王様、魔王様。
人間どもめ、よくも我が天上の王を殺めて(あやめて)くれたな。
ああ……ああ……(嘆き・嗚咽)
ふふ、ぐふふふふ、ふはははは!
よもや我が王が、ただで死ぬとは思うまい!
アウイ・アウイラ・オブリ・グロ。
曇天(どんてん)は朱(しゅ)に染まり、星々は集いて(つどいて)切磋(せっさ)す。
矮星(わいせい)の無念(むねん)よ、我が手に集え(つどえ)。憎め(にくめ)。怨め(うらめ)。嫉み(そねみ)の声を響かせたまえ。
魔の王の亡骸(なきがら)を贄(にえ)にして、来ませり(きませり)、来ませり、杯(さかずき)は満ちたり(みちたり)。
見よ! 審判の時が来た!

魔に侵された聖職者が告げる「審判の時が来た」

ようこそ、天の御子の家へ。
あら、物騒なものはおしまいになって。祈りの場ですよ。
ふむ、闇に侵された我々を祓いたいと。お考えは分かりました。
あなたの祈りは教義に反しますが、御子はご寛大です。
血で肉を洗い、骨で鐘を鳴らしましょう。きっと天の御子はお許しになる。
審判の時が来ました。
生きれば祈りを達し、負ければ天の御子に救われる。
悪い条件じゃあないでしょう?
ふふ。さあ、踊りましょう。

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