突如痛み出した右目を抑えながら
うっ……右目が……。右目が痛む……。
来るな! 力が、封印した力が暴走しかけている。
近寄れば常人は焼かれて死ぬぞ!
頼む、塩と聖水を持ってきてくれ。あと、あの人に連絡を。
そう、俺の育ての親であり、孤高の魔女だ。あの人なら何とかしてくれる。
俺が力を暴走させて、本当の親を殺めてしまった時も……あの人が抑え込んでくれた。
あの人が力を封印してくれなければ、俺は今頃……。
うっ、早く! 頼む、俺が抑えていられる内に……!
短尺
うっ……右目が……。右目が痛む……。
来るな! 力が、封印した力が暴走しかけている。
近寄れば常人は焼かれて死ぬぞ!